AppleのDAWソフトGarage Bandの親玉的存在のLogic!現在はLogic Pro Xが現行としてリリースされていますが、楽曲制作に関して非常に優秀な機能が満載です。今回はその一部をご紹介します!
Markus Dravs
※ColdplayやBrian Eno、Sheep on Drugsなど、数々の有名アーティストを手がける音楽プロデューサー
Franz Ferdinand
※全英1位にもなったYou Could Have It So Much Betterなどをリリースしたスコットランドのロックバンド
作曲など、制作重視の方
メロディーだけ作って、あとはスピーディーにバックトラックを作りたい方
簡単にBGMを作りたい方
最新アップデート情報はこちら!
http://miyaji-parec.jugem.jp/?eid=2313
Logic Pro Xからの新機能の1つで、簡単に言えば、全部ワンタッチで、感覚的にドラムパターンが作れる機能です。上の画像の左下にXY Padがあり、縦軸が音量、横軸が複雑さを表しており、マウスでドラッグしながら自分の好みに合わせてパターンを設定できます。また、左端にはドラマーの名前が複数人記載されており、そのドラマーのジャンル等を選択出来ます!他にはフィーリング設定で、前のりや後ろのりなど、より人間らしいゆらぎを再現する機能なども満載です。
また注目して頂きたい機能がアレンジメントマーカーに沿ってDrummerのリージョンが追加される事です。どういう事かというと、トラックをアレンジメントマーカーでイントロやAメロ、サビなどに指定しておいて、Drummerを加えていくと、自動的にイントロはイントロの雰囲気に、サビはサビの雰囲気にしてくれるという便利な機能です。トラックヘッダの左の星マークを入れたトラックに追従してグルーヴを合わせてくれたりもします。このDrummerは基本的にはオーディオ編集になりますが、Drummerで作ったフレーズをMIDIへ変換する事も可能なので、Drummerでパターンを作ってMIDIの変換してそのまま音源だけBFDなどのサードパーティー製プラグインに差し替えてしまうなんて事もできます!
Logic Pro Xから実装された新機能の1つで、ボーカルのピッチ変更だけではなく、その音量やビブラート、声質なども編集できる注目の機能です!
※「ホットスポット」と呼ばれる丸い部分をドラッグすることで各パラメータを調整できます。
上の画像のように、トラックの四隅と真ん中あたりに丸い印がありますが、この値を操作することによって、編集をしていきます。
■Pitch Drift
ボーカルの始まりと終わりの部分で、設定した値のピッチにたどり着くまでの幅を調整する事が出来ます。
■Fine Pitch
前述したピッチの補正部分です。変更したい部分をドラッグする事により、細かく調整出来ます。
■Vibrato
このVibrato部分の丸印を上下にドラックする事により、ビブラート調整が出来ます。
■Formant Shift
これもFormant Shiftの丸印を上下にドラックする事により、声質を調整する事ができます。簡単に言うと、上にドラックすれば女声よりに、下にドラッグすれば男声よりになります。
いかがでしょうか。ピッチ編集ソフトの代表格「Auto-Tune」や「Melodyne」など複数和音でのピッチ補正等の機能よりは劣る部分は確かにありますが、簡単なピッチ補正程度でしたら、もはやFlex Pitchで十分ではないかと思います!全部Logic内で完結出来てしまうのはかなり作業的にも手間が省けます!
以前のバージョンでのLogicでは、アルペジエイターを行うためには、結構複雑な作業が必要でしたが、バージョンXではMIDIエフェクトスロットからアルペジエイターを選択するだけで、Logic内の全てのソフトシンセ音源に使用することが可能となりました!また、音源スロットに「External Instrument」を選択することで外部MIDI音源を演奏することもできます!
かなり直感的に操作出来るように作られており、画像左上の「Rate」でアルペジエーターの細かさを音符で指定、真ん中の矢印などのマークはアルペジエーターのパターン、「Variation」でさらに変化を加える事が可能で、「Oct Range」はアルペジエーターの音程の幅を調整する事が出来ます。
これはGrage Bandでも使用可能ですし、お家芸の1つとも言えるApple Loops。なんと18,000種類以上もループ素材が付属されており、プロジェクトのキーやBPMに合わせて自動的にループ素材自体を調整してくれる機能までついています。また、今まで持っていた旧Apple Loopsの音源もライブラリデータさえ持っていれば読み込み可能なので、旧Logicからアップデートした際でも使用出来なくなる事は無いので安心です!
残念ながら、Logic Pro XはApple社から直接購入するしか方法は無いのですが、例えば音楽制作をしていく中で、Logic Pro X内の音源やエフェクトプラグインでは物足りないと思う事もこれから出てくると思います。そうなるとどうしても、サードパーティー製のプラグインでもっとリアルな音質で制作をしたくなるのは必然です!
サードパーティー製のプラグインは、もちろん当店でもご購入かつサポート可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい!
■音源プラグインシリーズ
■エフェクトプラグインシリーズ
- 2017.04.09 Sunday
- 主要DAWを極める!Apple/Logic編