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書いた記事数:3263 最後に更新した日:2020/07/11
この記事は2015.01.24 Saturdayに書かれたものです。


皆様、こんにちは!スタッフ澤田です。


昨日のAurora Audioに続きましては、本日(NAMMの前日に当たる現地時間21日)は以前から機材周りの件でお付き合いさせて頂いている(皆さんにもセミナーやレビューでお馴染みですよね!)作曲家の瀬川英史さんのLAのご自宅&作業場にお邪魔してきました!


瀬川さんがLAに引っ越されたのが昨年の中頃、その後も何回か帰国された際に「来年のNAMMのタイミングでお邪魔しても良いですか?」といった、まるで遊びに行くかの様な口約束が、この度瀬川さんのご好意により実現しました。


日本でもお会いするとついつい(かなり?)長話になってしまう、新しいもの好き同士の機材談義をお楽しみ下さい!

(若干言葉使い等がゆるかったり、人によっては不快な発言等など有るかもしれませんが、普段の様な雰囲気を出したかったので、温かい目でご了承下さい。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

再会の挨拶等を経て、、、、いきなりかなり濃いシステムのお話からスタートです。


澤田(以降、澤):僕が知る限りここまでシステムが巨大化(以下の図をご参照下さい)したのって、ここ1,2年の話だった思うんですが、簡単にご説明頂いても良いですか?



瀬川さん(以降、瀬):東京の頃はMADI I/Oが1台だったけど、こっちに来てから新型Mac Proが2台と1個前のMacProが3台とMac Mini 1台の合計6台になったんだ。で、各Mac Proから、RMEのMADIface(HDSPe MADI FX)で、録音用のProtoolsに行ってる。ちなみにMac Mini(2012)に接続されているのがこの前買ったのがMADI face USB。このMac miniはパーカッション専門になっているよ。パーカッション音源はほとんどEastWestのStorm SD2とSD3だね。なんでかっていうと、VEPRO(Vienna Ensemble Pro 5)の中で、1つのマシンでEastWestとKontaktを一緒に使うと何かと落ちるからなんだよ。


澤:どちらもメモリーサーバーがあるから相性が悪いんでしょうかね?昔から言われていましたが。


瀬:EastWest(PLAY ENGINE)が若いチャンネルで、Kontaktが後ろだとまあまあ安定はするけれど、それにしても落ちやすいから。MacMiniだけはメモリが16GBだね、パーカッションだけで考えれば16GBで充分だよ。他のMacは全て96GBだけど。

澤:ちなみに、ここまでシステムが巨大化したのはどういう理由からなんですか?


瀬:バウンスする時間がもったいないから。それと、バウンスしたらしたで、今度はそれをミックスしないといけないじゃない?だけどこれなら、流し込まれる側(SLAVE Mac Pro)の方のPTの中である程度バランスを取ってあるテンプレートを作ってあるから、MADI経由で各マシンからの信号を流し込んだらミックス作業もほとんどなくてもう終わり!…という状態にしたいからなんだ。


澤:ああ、そういうことなんですね!


瀬:そのためだけだね(笑)。バウンスした後に改訂ってAudio化されていると面倒じゃない?MIDIデータを修正して、ミックスして、、書き出して、、、、みたいな。このシステムならMIDIをちょっといじって流しこむだけだから早いのよね。


澤:そうですよね〜、信号を受ける側に設定を作っておけば、あとは流しこむだけですもんね。それだと確かに一台のPTでは出来ないですよね。ちなみに、最大何トラックまで行ったことあります?このシステムで足りなくなるような案件はあったりしました?


瀬:いや、それはないかな。


澤:ちなみにこれ日本でこのお話頂いた時には、「アメリカだとこれくらいのシステムの人は当たり前にいる」というお話もありましたが。


瀬:そうだね、ここのMacが8台の人もいるし


澤:昔のハンス・ジマー(Hans Florian Zimmer)のみたいに何十台みたいな人もいるんですかね?


瀬:どうだろうね?ただ、そこまでになっている人って普通は分業になってて、アシスタントごとにこういったシステムが用意されてるたりするかれあね。俺みたいに一人で全部やっている方が珍しいかな。


澤:なるほど〜。規模感が違いすぎるな〜!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

、、、とスタートからかなりマニアックなお話になってしまったので(笑)ここからは初めてのお客様向けにシンプルな質問をしていこうかと思います。


澤:アメリカに移られてどれくらいになりますか?


瀬:去年の5月からだから半年ちょっとかな。


澤:かれこれ10年目くらいお付き合いさせて頂いてるだと思うんですけど、個人的には「なぜ今このタイミングで渡米したのか?」というところが気になってたんですよね。


瀬:ひとつはビザの取得条件が揃ったからかな。


澤:やっぱりそんなに難しいもんなんですか?


瀬:難しいね。難しいのには大きくは2つがあって、一つ目は単純に運だね。条件が揃ってても審査で落とされる人がいるから。


基本的にはアーティストビザっていうんだけど、そもそもビザというのは考え方としては「外国人が1人アメリカに来るとその分アメリカ人の仕事が減る」という事になるから、だから基本的にはアメリカ人の出来ない仕事をできるような、優秀なアーティストでないと来てはいけないという考え方なんだ。だから一番いいのは、日本以外で受賞したクレジットがあるのが、審査する側に取って一番わかりやすい。


澤:そのきっかけはやはりフランスの受賞(2011年にフランス短編映画「Le Dernier Jour de l'Hiver」がフランス国立映画祭イエール·レ·パルミエで最高音楽賞受賞。)でしょうか?


瀬:そうだね。あれは分かりやすいクレジットをひとつ作れたってことになるね。あとは東京に居た時からもロンドンやアメリカと仕事をしていたから、日本以外でも仕事しているのがわかりやすかったと思う。


後はその間に知り合った海外の人からレコメンドレターというのをビザ審査用に送ってもらうんだけど、そういうのも集まったから。


澤:以前から「いつかはアメリカで!」って考えていたんですか?


瀬:興味はあったよ!昔から仕事でちょくちょく来てたからね。


澤:実際引っ越してみてどうですか?


瀬:前から分かってはいたことだけど、アメリカ人と日本人は音楽の捉え方が相当違うから難しいよね。


澤:どういったところでその違いを感じますか?


瀬:例えば…日本のドラマはドラマが始まる前に3〜40曲書いて納品するのね。で、それをどうやって使うかは選曲屋さんが決める。


こっち(アメリカ)は作曲家がそういうのを全部を決めるから、毎週テレビシリーズのムービーのエディットが送られてきて、それに対して作曲をするわけよ。


澤:じゃあ、先に映像がありきで曲を作って行くってことですね?


瀬:そうだね。CUE(送られてきた映像)合わせで曲を作って行くんだ。これを毎週、半年やるんだよ。ドラマの人たち…映画もそうなんだけど、日本みたいに前もって納品することをライブラリ形式って言うんだけど、そうやって曲を書くとイントロがあってAがあってBがあってサビがあってブレイクがあってAのバリエーションがあって…といういわゆる「曲」になっちゃうんだけど、映像に合わせるという事はイントロの長さもバラバラだし、変拍子になってたりするので、例えばAメロの長さもムービー次第だから決まっていない。


例えば俺が過去に日本のドラマで書いた曲をアメリカ人に聞かせると、CUEで書いてないのがすぐ分かるのよ。「これ、映像を見てないでしょ?」というのがすぐ分かるみたい。


だから「映像に合わせた仕事したことあるの?」っていう感じになっちゃうこともあるんだよね。


澤:あー、それはなかなか難しいですね。


瀬:難しいというか、文化…仕組みが違うから仕方ないんだけど。だから日本のドラマの作品集は、アメリカ的に言うと「映像にシンクさせた音楽を書けるのかどうかの証明」にならないんだ。

あとは映画に関しても、後で選曲屋がハサミを入れて編集するというのが日本では割と多くて、でもそれはこっちではあり得ないことで。それも(映像を見て書いたかどうか)作品に出ちゃうんだ。


あとはドラマのテーマ曲みたいなのが日本のドラマは必ずあって、それをいろいろアレンジして使い回す事があるけど、こっちはほとんどない。強いて言えば最初の30秒くらいで、それをアレンジしてドラマで使う事はまずないね。あとは映画もそうだよね、日本の映画ってメインテーマみたいなものがはっきりあるけど、ああいうスタイルの映画って今はあまりないんだ。そういう音楽スタイルの変遷も日本とアメリカはかなり違うよね。


澤:日本の方が昔のハリウッド的な音楽を求めているというのも不思議ですよね(笑)そうすると、アメリカの作家が日本でやるのも逆に難しそうですよね。映像を見ずに音楽を書くわけですから。


瀬:いきなりは無理だろうね。ただね、どっちが難しいって事じゃなくて、文化やスタイルが違うってだけなんだけど。それを行ったり来たりするのは俺にとっては大変だね(笑)


澤:日本の仕事をこっちでやられる場合もあると思うんですけど、それはどういうやり取りで行うんですか?


瀬:ほとんどメールだよ!あとはEvernoteのWorkchatとか。Evernoteでは誰かが有料会員だとノートブック共有というのが作れて、例えば今やってるドラマに関わってる人だけが見れるようになっている。そういうのが共有できるし、各々がノートブックに対してのチャットが出来るようになった。去年の暮れくらいかな。1つの場所に必要な情報が集約するから、メールを掘り返す必要がなくなるんだよ。


澤::案件ごとにそこだけ見れば良いですもんね。


瀬:そうなんだよ。でさ、日本のビジネスメールって変わってて、たまに案件変えちゃう人もいるんだよね。


澤:というと?


瀬:例えばプロジェクトの名前、サブジェクトを変えないで本来はずっとやり取りを続けなくちゃいけないのに、突然「19日の打ち合わせ」について、みたいなメールを送って来るから。


澤:確かにいきなりメールのタイトルが変わることは確かに結構ありますよね。そうすると同じスレッドに居なくなっちゃうし。


瀬:そう、「打ち合わせ日時のメールって確か来てたよな、、、」と検索かけなきゃいけなくなる。そこは日本とアメリカだとメールの使い方が違うからね。その点、Evernoteは共有ノートだけ見てれば良いからね。あとはmp3もそのまま貼れるからそれ用のフィードバックをそこに書いてもらえる。メールで「M27のデモ」って各人にCcしてそれに対してフィードバックを書き込んだりしてもらってる間に誰かがCc外したりしたらカオスでしょ(笑)


澤:これ読んだ人に流行りそうですよね(笑)


瀬:会社関係の人では結構やってる人も居ると思うよ。

澤:日本と使われてる機材の違いってありますか?例えば日本だと1176が良く使われるけど、この間アメリカから来たエンジニアに聞いたら「全然使わないね」って。これは良く見かけるなっていう機材ってありますか?


瀬:コンプで言ったらDistressor(http://www.umbrella-company.jp/empiricallabs.html)かな。Distressorは新しいスタジオも古いスタジオもどこでもあるよ。でもね、アメリカは他の人が使ってる機材を嫌がるんだ。嫌がるっていうか、なにかオリジナルなものを探す…誰それがこの機材を使っているから自分も、というのはアメリカのプロだと少ないんだよね。


澤:オリジナルというと、オーダーメイドするってことですかね?


瀬:作る場合も結構あるね、アメリカってブティックメーカーすごくたくさんあるじゃん?ああいうのってカスタムメイドで何でも頼めたりするんだ。例えば、Spitfire Audioってライブラリメーカーあるじゃん。あそこも昔は直接カタログに載ってないストリングスのライブラリを買えたりしたんだよ。そのライブラリーは今でも重宝しているけど。こういうのが必要なんだ、っていうとライブラリも作ってくれる会社があったりとか。あとは機材やソフトではないけど、サンプリングライブラリを色んな作家が自分だけのライブラリを持ってるね。ああいうのは日本にはないよね。


澤:以前聞いたお話で「映画が1本決まったらにその映画用に自分専用の音源から作り始める!」って、凄い規模の話ですよね?


瀬:やっぱりどの作家もKontaktのライブリーは使ってるけど、それでも自分だけのものは作るよね。そこが違うんだよね。


澤:予算が違うからですかね?


瀬:予算というよりは、その作家のシグネチャーがないと「誰かの二番煎じ」になっちゃうから。既製品を買って使うって事は他の人も同じ音源を使ってるってことだから、そこのこだわりは結構大きいんだよなあ。でもさあ、英語圏の人間がKontaktの色んな機能を理解するのと、うちらがKontaktの色んな機能を理解するのはやっぱり違いがあるよね。俺らも辞書ひけば分かるけど、英語圏の人達は普通に分かるからね。


澤:日本の人はKontaktをサンプルプレイバッカーとして使ってない人が多いような気がしますけど、海外の人はKontaktの使い方がうまいですよね〜。


瀬:そうだね…あとはまあ、みんな自分のスタジオ持ってるしね。


澤:瀬川さんもご自身で何か作ったりしました?


瀬:作ったよ。パーカッションとか。後はフィールドレコーディングをした素材をIzotopeのIRIS(https://www.izotope.com/en/products/effects-instruments/iris/)に突っ込んだりして。ちょっとアンビエント風のノイズ系パッドだったけど。まぁ時間かかるよね。日本のペースでいちいちライブラリを作る、というのは難しいかな…。後、急に自分でサンプリングして自分のライブラリを作るって言ってもさ、クオリティ的には市販品にはそうそう勝てないんだよ。


澤:そうですよね。


瀬:日本はライブラリのクオリティにこだわっているけど、こっちの人がこだわってるのはオリジナルかどうかなんだよね。例えクオリティが低くても「自分しか持ってないもの」みたいなね。考え方は作家毎にバラバラなんだけど。だけどざっくり言えば、みんなオリジナルなものを常に探しているんだ。


澤:なるほど。じゃあオリジナルの音源を作って上げる会社をやったら人気が出そうですね。日本ではそういう会社をみかけないですよね。


瀬:ないだろうね。需要がないもの。デモトラックを頼まれたSample Logic(http://www.samplelogic.com/products/xosphere)なんかも、全部自分らのところで作ってるからね。僕が昨年頼まれたピアノ用のライブラリー「Cinematic Keys」(http://www.samplelogic.com/products/cinematic-keys)なんかもピアノをぶっ壊しながら音源作ってるからね。


澤:Sample Logicは日本では使ってる人があまりいないですよね。


瀬:最近のライブラリは結構いいんだ。


澤:ライブラリ作成も手伝っているんですか?


瀬:ライブラリには参加してないけど、デモは手伝ったよ!


澤:結構Sample Logic使ってます?


瀬:うーん…結構ではないけど、でもあると便利なものが多いから使ってるよ。


澤:なるほど。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

瀬:話は変わるんだけど、こっちのエンジニアの知り合いに言われたんだけど、小さいスピーカーとか大きいスピーカーとか何台かで聴き比べたりするんだけど、あれは例えば「A」ってスピーカーで見えない部分があるから「B」ってスピーカーや「C」ってスピーカーを使う訳でしょ?だったら「最初から全部見えているスピーカーで作業すれば聴き比べる必要はないんだよ」ってさ。ちょっと灯台下暗しみたいな話だよね。、それでこのPMCのtwotwo.6(http://pmc-speakers.com/products/professional/active/twotwo6にしたんだ。

本当はこの部屋には大きすぎるんだけど、それでもやっぱり音が好きだったからtwotwo6にしたの。デジタルインプットもあるけど、今のところアナログで使ってる。あとはこっちだと良くKRKは見かけるかな。ポップス系の作家のところもKRK(http://www.krksys.com/)が置いてあるんだよね。


澤:しかもなんかVXTより下シリーズ(Rokit)がかなり見かけますよね。


瀬:安いからじゃない?(笑)


澤:(笑)僕はあれを結構なドンシャリだと思って聞いてるんですけど、皆あれ好きですよね。


瀬:うーん、ただなんか、あんまりドンシャリに聞こえないんだよなあ。


澤:こっちにいると、ですかね?


瀬:結構いろんなものが「これ、こういう聞こえ方するんだ?」って製品が多いんだよね。KRKもそうだし…。


澤:へえー。


瀬:電源って言っちゃえばそれまでなんだけど…ADAM A7なんかも比較的ドンシャリだったじゃない?でもあれも丁度よく聞こえる。個人的にはADAMは脚色してる感じはあるけど。そういえばこの間澤田くんから教えてもらった…あの……なんだっけ?Dynaudioだ。BM5?(正確にはBM5 mkIII)あれもさ、日本よりアメリカで聴いた時の印象の方が全然いいんだよなあ…。なんでか分からないけど。


神山(以降、神):気温や気候が耳に与える影響などもあるんでしょうか?


瀬:あると思う。


澤:あれじゃないですか、こっちに居ると英語耳になってるんじゃないですか。個人的に英語って高周波が凄い出てるっているか子音が強調されてる気がするから、それで高周波に対して反応し易くなったとか。あとは反射が違うのかな。部屋の広さがかなり違うから、初期反射が少ないとか。


瀬:あーでもそれはあるかもしれない。部屋っていうか天井が高いとよく鳴るんだよ。部屋が狭くても、天井が高かったら楽器なんかも良く鳴るし。スピーカーって音が前面から飛んで来ているイメージあるから天井の高さも関係ない様に思えるけど、天井の高さが変わると結構変わる…


澤:アコギとかも結構そうですよね。ぼくも実家の階段の天井が高くて、いちいちそこにアコギを持って行ったりしてましたもん。


瀬:日本は部屋狭いからね、アーリーリフレクションがね。だからあんなに吸音してんだよね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

澤:PMCのtwotwo.6なんですけど、キックの音程が分かり易かったり、重なった音の濁りが分かり易かったりすると先ほど言ってましたけど…


瀬:後はね、例えば音量的にどこか飛びでてる部分があるとすごく良く分かるんだ。


澤:音量の強弱が分かり易い?


瀬:うん、だから最初の使いはじめの3日はあっちこっち気になっちゃって。


澤:オーバーコンプしちゃいそうですね。


瀬:だからそこをコンプしないようにするんだよ!…でも日本人はコンプ好きだよなートータルリミッターとか…


澤:そうですよね。


瀬:そこも結構違うんだよなー。アメリカ仕様のデモ曲を聞くと、日本の人は「なんでもっと音量上げないの?」って思うくらいのレベルをスピーカーの音量を上げて聞くんだよね。

澤:クライアントに聞かせる用のものそうなんですか?


瀬:うん、例えばL2なんかでガッツリ潰したものをこっちのちゃんと分かってる人が聞くと、逆にチープに聞こえるんだって。日本ってレベルを突っ込んであると良い感じに聞こえるみたいなんだけど、そこはちょっと逆なんだよね…一般のユーザーは別に良いけど、音楽の仕事に携わってる人はリミッターで潰さないでバランス取ってミックスしたものを音量上げて聞けば良いという。


澤:まあ確かに音が小さかったらスピーカーの音量上げれば良いんですよね。ただ、日本は音量が出せないから、小さい音量でも音圧を感じたいからなんでしょうかね?


瀬:アメリカも90年代中盤からCDのレベル競争みたいなものもが確かにあったんだけど、それはもうとっくに終わっちゃってるからね。10年くらい前に。日本のCDなんかいまだに帯みたいな波形のマスタリングをしてるけど、あれはね…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

後半に続く!

「2015 WINTER NAMM:特別編!作曲家の瀬川英史さんとの機材長話 at LA Vol.2」


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